60分で曲を作るよ

アルバム『VIOGRAPHY』、おかげさまで細く長く注文をいただいております。
今のところ「届かない」とか「中のCDが粉々」とかそういう連絡はないですが、
もしあれば遠慮なくご連絡下さい(ちゃんと届いてると思ってますが)。
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こないだの木曜から『深夜の真剣DTM60分一本勝負』ってのに二回ほど挑戦してみたよ。
60分で一曲、お題に沿って曲を作る企画です。

6/26 お題:ヘ長調のギター使用曲

で、出来た曲。

いやいや、しょぼすぎでしょう。
あとヘ長調見落として、普通にギター使えば良いな、とだけ思ってました。

正直、最初60分はちゃちゃっとMIDI弾いて修正して楽勝でしょ、
とか思ってたけど、 全然そんなことなかった。
時間、全然足りない。
大敗である。

敗因(勝負と言いつつ勝ち負けなんかないけど、自分に負けた、の意)としては,

・ドラムから律儀に打ち込んだ
・最初にいろいろ楽器読み込んだ(使うと思ったし)
・ドラムの後にアコギ打ち込んだけど、アコギ打ち終わりの時点で残り20分
・しょうがないのであとはアドリブ

聴き返して調整、とか、無理です。
なんだこのエクスカリバーII企画。

これはリベンジしなければ。

6/27 お題:ポップ

で、出来た曲。

ポップ、って聞いて何となくJazztronikが浮かんだので、その路線で。
今度は「60分ならまあこんなもんかな」という自分的な及第点かと。

前日の失敗を活かして

・ドラムは最後に打ち込む
・ピアノをまず聴き映えよく仕上げる(手癖のテンション入れとく)
・使うコード進行は平凡に(全音下降はミスからの怪我の功名)
・エレキバイオリンを入れる(こっちのほうが即興でメロディ作れる)
・ピアノ録って、次はバイオリン、と優先順位を決める
・キリの良い所で諦める(ギリギリで作った箇所が絶対に良くないので)

ワークフローの見直しである。
普段は必ずドラムから作るんだけど、これじゃダメだ、とやり方を変えてみた。
ましてやバイオリンをトラックが埋まってない曲制作の途中で録るとか、初めてだ。
曲として成立するための要素から順番に作ることにした。

結果的にドラムを入れようと思ったら10分ぐらいしか残されていないので、
代わりに10分をプラグイン挿し→書き出しに充てた。
キリの良いところでの諦めである。
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とまあ、わざわざ長々と記事に書くほどの制作物ではないんだけど、
この『60分でものを作る』ってやつ、オススメです。
自分の制作フローを見つめ直すすごい良い機会。

制作の冒険をしにくい、というのはあるけど、
作業の効率化と即弾力、最小テイクでの録音など、
普段なら絶対無視する要素が磨かれると思う。

なので、気になってる人は一回やってみたらいいと思います。
60分しかない、ということは逆に夜に60分割けば良いので、
日課にすることすら可能かも。

自分一人でやっても絶対続かないけど、結構な方々がやってるし、
出来上がりがしょぼくても
「いやいや60分企画だからさ!」
って言い訳が堂々出来るのも魅力的です。

僕もやる気と時間があれば、ちょこちょこやっていきたい次第。