Variax Guitarを買ってみたよ

こないだ依頼曲で5億年ぶりにギターを弾いて録ってみたんだけど、
思ったのが

「ギター入れるとめちゃくちゃトラックのバランスが良くなる」

でした。
伸ばすもよし、刻むもよし、カウンターメロ入れるもよし。
めちゃくちゃ万能だな、君は。
万能ネギくらい万能だと思う。

まあネギはどうでも良いとして。

そこで、ギターほしいなと思ったんですよね。
持ってるギターがTelecaster Thinlineなんだけど
バキバキしたStratocasterがほしいなーとずっと思ってたのもあって
ストラトか、別のシングルコイルか…

と悩んでたところ、こおろぎさんのレビューを思い出しまして。

そうだ、Variax、買おう。

買いました

買っちゃいました。

事前にLINE6のサイトのサウンドとかチェックしてたんだけど、
めっちゃくちゃそのギターになりきってる。

いや、LesPaul Jr.の音とか知らないのもあるんだけど、知ってるギターの音はそれっぽい。

何よりアコギがめっちゃすごい。
え、もろにアコギじゃん。

演奏動画を撮ってみたよ

ということで欲しかったストラトの音とアコギの音で
適当に曲作って動画撮ってみました。

まあギター演奏の是非は置いといて、
こんな感じの音になるよ、というサンプルですね。

ストラトはBIAS FXでTS808とFender Tweed Delaxeを使ってます。

メインはセンターピックアップで、最後だけフロントに切り替えて
ネック寄りを弾いてるんですが、結構ストラト感あるかなーと思います。

そんな動画を撮ってみてちょっと感じたことを独断レビューしてみました。
ギタリストじゃない人がレビューを書くとこんな感じになります。

操作性

最初の印象は
『どうやってモデリングONにするのかわからん』
スイッチあるの?
ノブ回しても音変わんないんだけど…。

って思ってゴソゴソやって、ようやく『モデルセレクターノブを押し込む』事に気づきました。
え、これみんな既知なのかな…ギター勢だと自明の操作なんだろうか。

演奏性

Fenderのネックの太さとRに慣れているので、
ちょっと細いかも。

ぼくだと例えばローコードでC弾くと2弦押さえてる指が微妙に1弦にあたってしまう。
割と指細いほうだと思ってるんだけどなー。
若干チョーキング気味に意識して押さえないと鳴らないことが多い。
まあこれは単にぼくが下手なだけだと思うけど。

ネックの材質的にはぼくは違和感なかったです。

エレキの音

結構良い気がします。

*以下ぼくの浅い考察が含まれてるので、個人の見解と思ってください

なんで『結構』なのかというと、ちょっと音を確認してみたんですが、
ぼくの想像だとVariaxの原理は、

  1. Variaxの弦振動(ブリッジ下の各弦ピックアップ)とモデル元の音の差分(主に調和成分的な)をEQで埋める
  2. さらにピックアップを特徴づけるノイズ感や非調和成分(ストラトで言うと6弦のバキッとした金属音、フレットに当たるノイズなど)をPCM波形で合成
  3. ノイズの合成具合は出力レベル毎にVelocity Layer的に重ねる

っぽいなと感じました。

で混ぜるノイズが特徴的だと、結構マシンガンな感じになるんですよね…。
Velocity Layer的に見ると3レイヤーくらいのアタックな気がする。
強めに刻むと毎回ストラトのギンギンした音が同じように鳴る。

ちょっと弾いてみました。

実機ってこんなに同じように鳴ったっけ?
「いや、実機もこんなんだよ」って言うのであれば、すみません勘違いです。

とはいえキャラクターとしてはあってるよな、という意味で
『結構』良いかなーと思います。

アコギの音

アコギも同じで、リアルさはフレットが弦に当たるノイズ感が結構担っている感じ。
で、そのノイズ感があんまり無いフレットでソロを弾くと
アコギ感が希薄になります。

とはいえ打ち込みでは出せないニュアンスが出るのは間違いないので
そういうジャンルなら合うかも(今回の演奏動画のようなシンプルなアンサンブルとか)。

総括

ちょっとレビュー的には大満足!とはなってないのでアレですが、
ぼくみたいな非ギタリストにとってはかなり有用な武器になりそう。

いろんなレビューで『ノイズが無くてクリーン』と言っているように
かなりノイズレスなので、それだけでもめっちゃ嬉しい。
こないだ録ったギターはノイズに悩まされたので…。
(ただVariaxオフにして普通のピックアップモードにするとノイズ載るけど)

この有用感はダークソウルで言うところの炎のロングソードでしょうか。

直剣ブンブンマンなのでしっかり使っていきたいです。