ぼっち・ざ・ろっくの演奏動画を撮ったよ

めっちゃ久しぶりのコラム更新です。前回コラム書いてからWebサイトのデザインを一新したりコンテンツ追記したりしてるのに、コラムは実に一年以上ぶりですね。
なぜかというとひとえにめんどくさいから。これに尽きます。


まあそう言いながらも久々に筆をとってます。なぜなら演奏動画を撮ったので。

青春コンプレックスひとりぼっちバンド演奏

バンド経験者もそうでない人も等しく観るべきアニメ、「ぼっち・ざ・ろっく」の主題歌をひとりぼっちバンド演奏しました。

【ぼっち・ざ・ろっくOP】青春コンプレックス ぼっちカバー

数年前くらい、勢いではまじ先生にSNS上で恐れ多くも「ぼっち・ざ・ろっくがアニメ化したときには演奏動画を投稿したいです!」と勝手に宣言したことがありまして(超無礼極まりない、ぼっちちゃん並のえぐい距離感の詰め方)。いつかその時が来たらやるぞーと思っていたのですが、ついにその時が来たな、と。

どうやってアレンジしよう

ただ、ぼざろはロックバンドものなのに対して、ご察しの通りぼくは大したギターは弾けないということもあって、ガチのカバーは技量が追いつかない。かといって大胆にアレンジしてしまうと原曲の良さを損ねてしまう(これはまた後述します)。


ということで考えたのは

  • アレンジやフレーズ自体は極力原曲を意識する
  • バイオリンはやっぱり入れる(でないとぼくのアイデンティティがへにゃってなる)
  • カッコよさで原曲を超えることはできないので、なんか一捻り入れる

という方向性。


で、結果的に

  • エレキギターとベースは弾く
  • バイオリンでぼっちちゃんパートを弾きつつ、後半でアドリブ全開する
  • バイオリンで薄くなる分、ピアノも入れておく(絵面も厚みが出るので)
  • 原曲のカッコよさを出来る限りなぞりつつ、オタマトーンでゆるい路線にする

という形に落ち着きました。

メンバー紹介をするぜ

メンバー紹介という名の各パートについての軽い解説を。

オタマトーンは言うまでもなく喜多ちゃんボーカルパート。喜多マトーンと命名しました。超久々に録ってみたけど、やはり口をシュコシュコするときの機械ノイズがめちゃくちゃでかくて、ノイズ除去が超難儀でした。おかげでだいぶオリジナルの音からハイが削がれてしまった。。。それでもところどころパーカッションのようにカリカリと聞こえますが、まあそこは仕方なく。オタマトーンの有効なマイク録りの方法は要検討ですね(油挿せば良くなったりするのかな)。

バイオリンはぼっちちゃんパート。完コピというのは構造上無理な部分もあるので、弾きやすさ重視でフレーズをコピーしつつ、二巡目サビでは演奏動画的な見せ場を作っとくためにゴリゴリのアドリブにしました。
インターネットイキリミュージシャンの矜持を見せてやるぜ。。。

ギターは喜多ちゃんのサイドギターパート。アニメでの喜多ちゃんのギターはたぶんレスポールJr.だと思うんだけど、LINE6のVariaxシミュレーションに入っていないのでテレキャスを選択してます。
音作りはAmplitube5のORANGEにBOSSのODで。アニメEDのSD絵ではMarshallを使ってますが(コミックスだとMatchless?)、個人的に喜多ちゃんにはORANGE使っててほしいという願望からです。ちなみにぼっちちゃんは原作の途中からYAMAHAの黒いPacificaを使ってるんだけど、LINE6のVariaxもYAMAHAのOEMなので(確か)、ほぼぼっちギターと呼んでも差し支えないのでは。

ベースはリョウさんパート。YAMAHAのBBをこの春買ったものの放置しているという、ベース歴数週間のぼくなので、指弾きなんぞできるわけもなく。ピック弾きでフレーズもなんとなく聴こえる部分をコピりました。押弦しんどい。
ベースの音作りはよくわかんないのでAmplitube5のAguilarとSANSAMPでなんとなくバキっとした感じに。ちなみにはまじ先生もYAMAHAのBBご愛用らしいですので、これもほぼ公式ベースと呼んでも差し支えないのでは。

ドラムは虹夏ちゃんパート。。。なんだけどぼくは叩けないのでSuperior Drummer3の打ち込みで。Superior虹夏と命名しました。
Addictive Drumsのほうが音は似るかなーと思ったんだけど、Addictive虹夏よりSuperior虹夏のほうが語呂がよいので。そういえばドラムの耳コピってもしかして人生で初めてなのでは?

ピアノは原曲には無いんだけど、バイオリンがギターに比べると少し薄くなるので、補強のために弾きました。あといろんな楽器弾いてるほうが動画的に華やかかなって。。。まあ大した演奏はしてないんだけど、普段ピアノは100%アドリブ(運指が適当なので決められたフレーズを弾けない)なので、イントロとAメロの決めリフを弾くために人生で初めて運指を意識しました。


こういうバンドサウンドって元が音楽的な要素だけでなく、楽器演奏のテクニカルな面で練られたアレンジになっているので、ぼくみたいなゆるいアレンジする人には敷居が高いんだけど、なんとかそれなりに聴ける形にできたかな。。。


ちなみに先述した『大胆にアレンジしてしまうと原曲の良さを損ねてしまう』なんですが、実は6/8拍子に大胆アレンジしたバージョンが実は先に撮ってありまして。かなり改変してるのでどうかなーと一旦ボツにして、後半に付けた完全アドリブ部分だけ供養していました。

サビのあとにこのアドリブをゴリゴリ弾くという自己承認モンスター爆誕動画。本編込みの部分をアップするかどうかは決めかねる。。。

観ようぜぼっちざろっく

ぼくのアレンジ動画は置いといて、「ぼっち・ざ・ろっく」、最高に良いです。主題歌、劇伴といった音楽要素はもちろん、作画、キャラ、空気感すべてが神がかってますね。キャラの演奏シーンやちょっとした所作(楽器の取り扱いや弾いてないときの仕草とか)、風景までバンドものを丁寧に描くことでロックバンドものの緊張感とか切なさみたいなところを出しながら、キャラのゆるふわな感じとギャグで重々しくならない塩梅がすばらしい。まだ観てない人は即下記のリンクから観てください。ぼくはだにめで観てますが。


推しは原作からずっと虹夏ちゃんです。

だったんですが、アニメ化したら喜多ちゃんも推しに加わりました。陰キャだからこそ陽キャに惹かれてしまうのか。あと廣井さん、原作だと超ダメなイメージしかなかったのに、アニメだとかわいくてびっくりした。

虹夏ちゃんにいろいろお世話してもらいながら喜多ちゃんに褒められたい人生だった。。。廣井さんは大丈夫です。

原作読んでない人は原作を読もう

アニメもだけど、とにかく原作がいろんな意味でロックなので、ぜひ読んでください。きらら系でここまでぶっ飛んでる主人公はそうそういないのでは(アフィリエイトじゃないのでご安心ください)。