ついにVOCALOID曲を作ったよ

ボカロ買ったんですよ、3年くらい前に。
それからずっと放置してたんですが、ボカロ10周年だったらしいこともあり、
一回くらいちゃんと使ってみようかなーと思いまして。

作りました。
めっちゃ大変だった…。
ボカロ曲、みんな作ってるし簡単でしょ、みたいに思ってたけど甘かった。
歌モノがこんなに難しいとは。

ということで、苦労話的なのを記事にしておきます。
制作の話ですがMIXがどうこうとか、曲がどうこうとか、という深い話ではないです。

曲について


こっちはSoundcloudのデータです。

まあ聴いたとおりラテンジャズ感ある歌謡曲ですね。
ぼくの好きなH ZETTRIOの影響が何となく見えると思います。

ボカロトラックを作るのに時間がかかるだろうと踏んでいたので、
曲はもろに僕の手癖で作ってますね。
イントロなんか何回か使ったことあるような展開です。
Bメロで転調して元に戻るのもよく使います。

そのぶんメロディは人が歌っても気持ちいい&歌いやすいように、
半音を多用して叙情的にしてみました。

弦楽四重奏のアレンジも結構良い感じになったかなと。
弦楽だけちょっと抜き出すとこんな感じ。

バイオリン2本とビオラパートを生録りしたので、雰囲気出たんじゃないでしょうか。
ディスコストリングスとかを意識しているので
各セクションの配置や音量バランスは普通の室内楽とちょっと変えてます。

IRリバーブでめちゃくちゃ音像変えているのでやや人工的な響きかもしれないですが、
馴染みとしてはまあ良いかなと(ほぼリバーブのWetです)。
マイクがいつものDPA4099なのでこういう室内楽編成だとちょっと弱いですね。

歌詞について

歌詞の世界感は後で触れるとして。

いや、歌詞むずくないですか?
こんなにも全然ひらめかないものなんですね、歌詞。

ぼくはSpitzの歌詞が大好きなので、ああいう婉曲エロスな表現にしたいなーと思ったんだけど、
そもそも思い浮かばない。

ということで以下の手順で作るようにしてみました。

  1. 1番のサビから語感で何となく作る
  2. それっぽい単語を入れてみてストーリーを膨らませる
  3. そのストーリーの続きを1番と同じ感じで2番のサビにて作る
  4. 3番のサビでストーリーを完結させる
  5. Bメロで少し具体的な心情を語るようにする
  6. Aメロは背景情景説明にする

『花瓶』を美しさや儚さ、エロスの暗喩にしようと思ったのがスタートでした。
語彙力の無さや妙な説明感、表現の辻褄合わなさ感は自分でも気になるけど、
ゴリ押しで。

肝心のストーリーなんですが、
さっくり言うと
『ロボットの女の子が人間の男の人の一生を看取る』
ような感じですね。恋愛的なのも含め。

ストーリー仕立てにした結果、よくある
『最後のサビで1番と同じ歌詞を歌う』
ことができなくなりましたが…。

歌詞は死ぬほど恥ずかしいので動画に載せてなかったんですが、
Soundcloudやニコニコのコメントで歌詞求められたので、死ぬ思いで最下段に載せておきます。

絵について

動画をガッツリ作る体力はないので一枚絵だけ描きました。

歌詞の世界観を絵で表現仕切る技量がない、
というか描き切る世界観も不十分なので
まあ出来る範囲でがんばった感じですね…。これ以上は無理だ。

元々ボカロ曲を作ろうと思ったときに
曲より先に別の絵を描いていたんですが、

これが使えるような曲にはならなかったです。

ボカロP活動について

やる予定はないです。
十二分にわかりました。ぼくにボカロは向いてない。

ボカロトラック仕上げるのは昔のDTMみたいで面白いんだけど、
それ以外の不得手な作業が多すぎる…。
歌詞とか絵とか動画とか歌詞とか歌詞とか歌詞とか。

かといって分業するか?と言うと、
そこまでしてボカロやりたいわけでもないんですよね。

とはいえ色々曲作り面で手応え的なものはあったし、
今回の制作は結構有意義でした。

ということで今後はバイオリンインストに戻りつつ
なんやかんや制作していきますので。

歌詞です

ノーコメントです。

花瓶

寂びれた町の隅で 小さな花を愛でる
そんなあなたの姿だけが 時を刻み込むの
気付けば私よりも 大きくなったあなたは
胸の前に花を抱え 短く愛を問うたの

わからなくて 苦笑い浮かべる私に
大丈夫だからねと 静かに水を注ぎ

そして水満ちた 花瓶の中に
愛おしい花を 飾ってくれたのよ
少しでも 永く咲き続けてと
鼻をなぞった この指先

あれからどれくらいの 春を迎えただろう
ビルが並び 夜も朝も 人々は行き交う
この部屋だけは変わらず 緩やかに影落とす
私だけがそれを見つめ おやすみなさいと言うの

モノフォニックな声が揺れて 私がここにいるのだと
それだけは解るのに 昨日か今日かさえ…

滲む目の前の 花瓶の中に
生けられる花が ここには無いのよ
少しだけ残された 花びらが
部屋の隅に ひらり落ちた

土に種を 撒けばやがて
生命芽吹き 世界廻る
けど私の花瓶は

人も花も 夢見る時間は同じ
ああ ほんの昨日まで 美しく咲いていたね

そしていつかまた 花瓶を飾る
愛おしい人が 見つかるといいね
そう言った あなたは静かに 
その花を散らす 時迎え

残された 私の中に
残された種など あるはずも無いの
けれどまた いつかあの愛おしい花は咲くわ
花瓶の中で